【天草・古着】銀天街近くの「FLAT TRACK」ってどんな店?元・建設業の優しいスタッフ松本さんに突撃インタビュー!

「おしゃれな服が欲しいけど、結局いつも量販店や通販ばかり……」

「本渡の銀天街の近くにかっこいい古着屋さんを見つけたけど、中に入るのは勇気がいるなぁ」

そんな風に悩んでいませんか?

SNSで古着をおしゃれに着こなしている人たちを見かけると、

「自分も一味違うストリートファッションに挑戦したい!」とワクワクしますよね。

だけど、いざリアルな古着屋さんとなると、

「服の知識がないと店員さんに話しかけられたときに気まずいかも」

「無理やり買わされそう」

と、心理的なハードルを感じてしまう人も少なくありません。

そこで今回は、熊本県天草市中央新町にお店を構える古着の名店「FLAT TRACK(フラットトラック)」で店頭に立つ、スタッフの松本さんへ突撃インタビューを行いました!

一見するとクールな洋服のプロに見える松本さんですが、

一度お話ししてみると、驚くほど親しみやすくて、温かみのある天草弁を交えて迎えてくれる「優しい先輩」なんですよ。

お店の誕生秘話から松本さんの素顔、初心者でも気楽に楽しめる洋服選びのコツまで、たっぷりとお届けします。

天草に根ざして約30年。銀天街近くの古着店「FLAT TRACK」とは?

お兄様から受け継がれた、音楽とアメリカンカジュアルの空間

天草市中央新町、銀天街(本渡中央商店街)からすぐ近くの場所で、地元の若者や洋服好きたちに愛され続けている「FLAT TRACK」。

お店の歴史を遡ると、まもなく創業30年を迎えるという、天草のストリートカルチャーを長年支えてきた文字通りの老舗ショップです。

「元々は、僕の兄が始めたお店なんですよ」と松本さんは教えてくれました。

お兄様(現・社長)は大学進学で一度長崎へ渡り、天草に戻ってきたタイミングでこの古着屋を開業されたそうです。

現在の店内には、アメリカンカジュアル(アメカジ)やミリタリーのアイテムを中心に、ずらりと魅力的な洋服が並んでいます。

さらに、お兄様や松本さんが大好きな音楽(ロックバンドなど)の要素が強く反映されたバンドTシャツなども豊富で、一歩足を踏み入れれば、まるで海外の隠れ家ガレージに迷い込んだかのようなワクワク感を味わうことができますよ。

店名「フラットトラック」の由来は、実はバイクレースの競技場!

洋服屋さんとしては少しユニークに聞こえる「FLAT TRACK」という店名。

これには、男心をくすぐる素敵な由来が隠されていました!

「フラットトラックというのはね、実はバイクレースの競技場の名前(未舗装のダートコース)なんですよ。
だからネットでそのまま『フラットトラック』って検索すると、まずはバイクレースがいっぱい出てきます(笑)」

元々はバイク系のカルチャーを愛する社長の想いから名付けられたお店であり、そのタフでカッコいい世界観が、今の店内のレイアウトや商品のセレクトにも、エッセンスとしてそのまま引き継がれているんですね。

店員さんは怖い?いいえ、天草弁が心地よい「物腰柔らかな優しい先輩」です

3年前にUターン。「アパレルの押し売り感」が嫌いだったからこそ、自由に見られるお店に

古着屋さんに一人で入るときに一番緊張する瞬間といえば、

「いらっしゃいませ!」と店員さんにぴったり後ろをマークされ、知識を語られたり、試着を断りづらい雰囲気にされたりすることではないでしょうか?

だけど、松本さんはそうした「アパレルの押し売り接客」とは全く無縁のスタンスを持っています。
それには、松本さんご自身が若い頃に感じていた経験が関係していました。

「僕自身、3年前に天草にUターンしてくる前は、まったく別の仕事をしていたんです。

学生時代から洋服や古着は趣味として大好きだったけど、実は『売る側』にはなりたくなかった。

アパレル業界特有の、お店の商品を強制的に買わなくちゃいけない空気や、お客さんへの無理な声かけが昔からすごく嫌いだったんですよね」

愛知や大阪での暮らしを経て天草に戻り、お兄様から「暇ならちょっと店番をしてよ」と声をかけられたことがきっかけで、お店を任されるようになった松本さん。

自分がアパレル業界の接客を嫌っていたからこそ、FLAT TRACKではお客さんが自分のペースで、本当に自由に洋服を選べる空間を何よりも大切にしているんです。

実は元・総合建設業!地元の若者の仕事や生活の悩みも分かってくれる安心感

さらに親近感が湧くのは、松本さんの前職です。

なんと洋服とは180度異なる現場の世界、「総合建設業」の会社に勤めておられました!

天草から初めて熊本市内や愛知の大学、大阪の会社へと生活拠点を移した際、方言(天草弁)の違いに戸惑い、一時期は無口になってしまったというチャーミングなエピソードも教えてくれました。

「まず高校進学で熊本市内に行った時点で、熊本市内の子に『バリ訛っとんね』と突っ込まれて1年生のときはほとんど喋らなかったです。無口な奴だと思われてたみたいです。(笑)」と笑う松本さん。

そんな様々な地域や現場の汗を経験してきたからこそ、10代・20代の若い世代が抱く「仕事のちょっとした悩み」にも、同じ目線でゆるく耳を傾けてくれます。

お店に行けば、単なる店員と客という関係を超えて、地元の心強い先輩と世間話をしているような安心感に包まれますよ。

【Q&A】古着初心者必見!行く前の不安を松本さんに直接ぶつけてみた

「古着持っていないけど、本当に行って大丈夫かな……?」と一歩が踏み出せない初心者の方のために、誰もが気になる質問を松本さんに直接ぶつけてみました!

Q1. 服の知識が全くなくても、本当にお店に入って大丈夫ですか?

松本さん:

「もちろん!全然気にせんで入ってきてください。

もし『コーディネートが分からない』とかがあれば、高校生や若い子たちにはいつも『靴何色持ってる?』とか聞くようにしています。

新しく全身を古着で固める必要なんて全くないんですよ。

今ある自分なりのコーディネートに、うちの古着を『ワンアイテム』を新しく足してあげるだけで、着こなしの幅がグッと広がるからね。

その着こなしの幅を広げるお手伝いをするのが、僕らの役割だと思っています」

Q2. 具体的にどんなアイテムが置いてありますか?

松本さん:

「アメカジをベースに、男らしいミリタリージャケットや、ストリートファッションに合わせやすいゆったりしたスウェット、そして古着ならではの風合いがあるバンドTシャツなどをたくさん揃えています。」

また、お店のトレンド事情についてもこっそり教えてくれました!

「今年の春から初夏にかけては、全国的に『白のペインターパンツ』が流行って、うちでも仕入れていたんだけど、すぐにメンズサイズは完売になっちゃいました。」

常に時代のトレンドを捉えつつ、定番のストリートスタイルにハマる逸品が、ここ天草でしっかり手に入るのは嬉しいですよね。

ただ服を買うだけじゃない。松本さんが語る「古着というカルチャーの楽しさ」

ファストファッションにはない「服の背景や歴史」をゆるく知るおもしろさ

ファストファッションは、安くて綺麗で耐久性もあって最高に素晴らしいものです。

松本さんも「現代の技術は本当に凄いと思うし、どこに行ってもみんな綺麗に着こなしている」と絶賛しています。

だけど、みんなが同じ服を着るようになると、どこか学校の「制服」のようになってしまい、個性を出しづらくなっちゃうのも事実。

古着の本当のおもしろさは、その服が作られた「背景」や「歴史」という目に見えないロマンを身にまとえる点にあります。

松本さんが見せてくれたのは、1940年代のフランス軍のパンツ(ミリタリーウェア)でした。

「これ、ただの古い軍服に見えるかもしれないけれど、裏側の始末の仕方や、生地の『マチ』の付け方、ミシンでの叩き方なんかを1個1個見ていくと、当時の職人さんの凄まじいこだわりが詰まっているのが分かるんです。

破れやすい部分には布を重ねて補強してあったり、ポケットの位置が普通と違ったり。
おしゃれ目的ではなく『命を守るための服』だからこそ、とんでもないコストと技術が注ぎ込まれている。

こういう背景を知ると、ただの1着の服が、自分だけの宝物に変わるんです」

サブスクや動画で何でも掘れる時代だからこそ、リアルな会話から生まれる体験

現代は、SNSや音楽サブスクなどを開けば、瞬時に世界中のトレンド情報やカルチャーに触れることができる便利な時代ですよね。

だけど、情報を「ながら見」するだけでは、本当の意味でその文化を体感したとは言えないかもしれません。

「僕は映画や音楽がずっと好きで、今でも『あ、このバンドが着てる服かっこいいな』と思ったら同じような古着を探します。

80〜90年代のバンドが、お金がなくて膝に穴が空いたジーンズの下に破れていないジーンズを重ねて穿いていたり、寒い土地の人がモヘアのセーターを着たり、着こなしの背景も面白いですよね。

スマホで何でも便利に調べられる時代だからこそ、ここに来て知りたいと思ってくれた人には、いろんな時代の流行り廃りや、文化的な部分もあるんだよ、ということも上手く伝えていきたいなと思いますね。」

FLAT TRACKは、単に「衣類を消費して買う場所」ではなく、天草の若い世代に向けて、洋服の裏側にある奥深い楽しさをゆるやかに繋いでいく、大切なローカルカルチャーの発信拠点としての役割を果たしているんですね。

今週末は、お気に入りのスニーカーを穿いて中央新町へ!

天草の銀天街からすぐ近くに佇む「FLAT TRACK」は、決して敷居の高い、初心者を拒むようなお店ではありません。

そこにいるのは、親しみやすく、天草の人たちに「服をもっと自由に、楽しく選んでほしい」と願う、物腰が柔らかくて聞き上手なスタッフの松本さんです。

もしあなたが、

「いつもの服装に、ちょっとだけ自分らしいストリート感をプラスしてみたい」

「友達と被らないかっこいい服を見つけたい」

と思っているなら、これ以上ワクワクする場所は天草に他にないかもしれません!

古着の専門知識なんて一切いりません。

まずはあなたが今持っている「一番お気に入りの靴」や「よく穿いているジーンズ」を身につけて、フラっとお店のドアを開けてみてくださいね。

松本さんとの何気ない世間話から、あなたの新しいファッションの扉が開くはず。

今週末の予定に、ぜひ「FLAT TRACKの開拓」をプラスしておきましょう!

FLAT TRACK(フラットトラック)

  • 所在地 〒863-0023 熊本県天草市中央新町18-22(※銀天街近く)
  • 営業時間 13:00〜18:00
  • 定休日 Instagramにてご確認ください。
  • Instagram @flat_track_sevens
  • 主な取り扱いアイテム  アメリカンカジュアル、ミリタリー、レギュラー・ヴィンテージ古着、バンドTシャツ、ワークウェア、オリジナルアイテム等
    ※記事内の商品の在庫状況については、店舗へお問い合わせください。

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